日本では一人で電車や、バスを使って通学している小学生がいるのは当たり前の社会。フィリピンではどうなのでしょうか。
一人で登下校
日本では小学生が一人で登下校をすることは当たり前の光景です。親も、小学生になったら一人で学校に通うことが当たり前だと考えています。しかし、日本以外の国では一人で登下校をしている光景はあまり見かけません。一人で電車やバスに乗って通学する日本の登下校の様子を見た海外の方は、みんな驚きます。日本は治安が良く、子どもが誘拐されたり事件に巻き込まれることは非常にまれです。小学生が一人で登下校できるほど日本は安全な国だということです。
基本送り迎え
フィリピンの小学生は基本的に家族が送り迎えをします。登下校の際に子どもが一人で歩いている光景はほとんど見かけません。学校が終わる時間の少し前から、学校の前にお迎えの親やバイクが、道路にはみ出るほどたくさん待機しています。
日本のように安全な国ではないため、必ず子どもを送り迎えします。それが面倒だと思う親はおらず、子どもを守るのが親の役目、責任だと考えているます。
通学手段でみる貧富の差
公立の小学校では、徒歩やバイクタクシーでの送り迎えが基本です。しかし、私立の学校ではスクールバスが用意されています。更にお金持ちの学校では、基本的に運転手付きの車で送迎を行っています。そのため、インターナショナルスクールが多くある地域では、朝晩の通学時には高級車がずらりと並ぶ光景も見られます。
フィリピンだけじゃない?
子どもを送迎するのはフィリピンだけではありません。アメリカ合衆国や、イギリス、フランス、ニュージーランドetc…
中には13歳以下の子どもを一人にしてはいけないという法律がある国もあります。
大学生は?
日本で大学生が親に送り迎えをしてもらうことは、非常に珍しいと思います。しかし、セブでは親の車で送り迎えをしてもらっている大学生をよく見かけます。ジプニーを使って通学する生徒も多いですが、中には自分で車を運転してくる学生もいます。
夏は渋滞があまり無い!?
フィリピンで生活をする上で必ず遭遇する渋滞。渋滞に一度はまってしまうと、そこから抜け出すの野に非常に時間がかかります。通勤通学、帰宅ラッシュの時間帯はさらに渋滞が悪化します。
しかしその送り迎えがなくなる夏休み(4,5月)は、渋滞が緩和されます。
子どもたちの安全のために
フィリピンでは日本の当たり前は通用しないと分かっていても、なかなか対応できないものです。私たちインターン生は、小学生が一人で通学することが当たり前だと思っていました。しかしここはフィリピンです。日本のように安心して子どもが一人で出歩けるような環境ではありません。DAREDEMO KIDSの家はHERO’S HOUSEから近いのですが、常に彼らを気にかけ、安心して学校に、HERO’S HOUSEに通えるようにサポートしていきたいと思います。